影響を受けたマンガ :「I’s、To LOVEるは名作」
得意なテクニック : 「絵の使い回しとトイレにこもっての読書」
ストーリーのアイデアはどんなとこで生まれた? : 「だいたいトイレ」
あなたにとって漫画とは? :「みんなに夢を与えるものじゃないすかねぇ。どのような夢かは保証しませんが…。」
≪以下、2013年インタビュー≫
―今作のタイトルは“サトリ~ヒトデナシ外伝~”ということで、少年ジャンク二号に掲載されたヒトデナシの復活ということになりますね?
『はい、とはいえタイトルのようにヒトデナシのライバルであるサトリを主人公においた外伝という位置付けの作品になります』
―なぜ前主人公のヒトデナシではなく、サトリの物語を描こうと?
『そうですね。ヒトデナシでは敵キャラとして適当につくったサトリでしたが、出来上がった後には意外と愛着があって、機会があったら彼に焦点をあてた作品をかいてみるのもいいかなと』
―そういえばサトリの容姿はなんとなくタイチ先生に似ているような…。
『いえ、共通点はメガネだけですよ。最初は少し木村先生をイメージしていたのですが、今回は主人公補正でかっこよくしすぎました。決して木村先生をディスっているわけではないですよ…』
―そうでしたか、失礼しました。木村先生もポーカー好きですもんね。
ところでポーカーといえば、タイチ先生の作品はどれも心理戦を持つゲームが作品の核になっているように思います。これはやはり意識して描かれているのでしょうか?また、その際に特になにか注意して描かれていることはありますか?
『鋭い質問ですね。たしかに自分はモノローグ多めで登場人物の内面を描くことが多いです。あまり意識していることはないですが語り手になっているキャラ以外のモノローグは基本的に入れませんね。ヒトデナシでは、あえて途中からサトリ視点にしてヒトデナシがすでに反撃を開始していることを隠し、最後にどんでん返しをもっていきました。』
―かなり計算されて話が組み立てられているのですね。話の進行を考えるのにとても時間が掛かかりませんか?
『時間はめっちゃかかりますね。ただかんがえている時間はまだ割と楽しい時間ですね』
―そうなんですね。では辛い時間というと?
『行程でいうなら、やはり仕上げでしょうか。毎回締切直前にてんやわんやしてしまい、自分は何故こんなことをしているのだろうと哲学的な問いを繰り返してしまいますね』
―もっと良くなるはずだと修正してたら際限がなくなっていきますよね。ちなみに哲学的な問いに対する答えは出たんですか?
『答えはでませんね。そこに漫画があるからでしょうか…。自分の頭がとっくにジャンクになっちまっているのかもしれません』
―では最後の質問になります。タイチ先生にとって“心理戦”あるいは“ギャンブル”とは何ですか?
『心理戦とギャンブルはセットになっていることも多いですが、それぞれ全く別物です。ギャンブルは一か八かの勝負。一方、心理戦は精神的に優位にたつための闘いで、それを制すると相手に五分のギャンブルを躊躇させたり、不利な状態でのギャンブルに踏み切らせたりと判断ミスを誘いやすくなる効果があります。ヒトデナシ序盤でサトリと使用カードが一致するのを嫌ったヒトデナシは正に前者で、よくわからないが9を出してみたシーンは後者です。まぁ、誤って6を出していて助かってしまいますがw
ここまでは2つのワードをどう捉えているかを論じてしまいましたが、ポーカーを趣味としている自分的にはどちらもセットでライフワークの1つですね』
<以上>